情景「プールサイド」

2021/10/07

10月真夏日

10月と言うのに太平洋高気圧が列島を覆い、各地で真夏日を記録したようです。茅ヶ崎も暑さの感じられる日々でしたが、今日は陽が陰って涼しさが戻ってきてくれました。もう少し暑い日があるようです。そんな時のしばしの涼、プールにお出掛けください。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

正門傍のコマユミ(小檀)の実が赤くなりました。熟すと果皮が割れて、自然に種が露出してくる筈です。幾つかは、もう、そうなっている様ですね。

正門から続く生垣の傍のムラサキシキブ(紫式部)の実が、うっすらと紫色を帯びてきました。

正門から正面の芝の中に育つ、人の背の高さを大きく超えるダンチク(暖竹)はイネ科の多年草です。今の時期、箒の様な大きな穂が目立ちます。

穂をよく見ると、ブラシ状の雌蕊と、細長い葯の雄蕊が出ています。背丈に見合わず極小ですが、雌花と雄花ということなのでしょう。

同じくイネ科のススキの穂から、糸でぶら下がった雄蕊の葯が列をなしてぶら下がっています。花粉を飛ばす風を待っている状態です。秋の七草の一つですね。

近付いてよく見ると、確かに細い糸で葯が吊り下げられています。そして傍にはブラシ状の雌蕊も見えます。

ハマヒサカキ(浜姫榊)の雌株を見つけました。昨年の花が残した果実と今年の花の蕾が同じ枝に見られるので、これは雌株に間違いありません。

白の彼岸花、シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)には実が出来ている様です。一方、赤の彼岸花は、染色体の関係で、実が出来ないか、出来たとしても発芽には至らないそうです。

ハナグモ(花蜘蛛)がハナシュクシャ(花縮紗:ジンジャーリリー)に寄ってきた虫を捕らえて食し始めました。二列に並ぶ八つの眼には獲物はどの様に見えているのでしょうか。クモの足は8本ですが、これとは別に前の方に触肢があって、それを腕の様に使って獲物をしっかりと掴まえています。触肢の先はまるでボクシンググローブみたいですね。

コスモス(秋桜)が綺麗な時期です。コスモスとは宇宙を意味する語でもありますが、花の名前になったのは、スペイン出身の聖職者がメキシコで中南米原産のこの花を見て、整然と並ぶその花弁を秩序ある宇宙の調和の如しと感じて、こう名付けたという話が伝わっているそうです。

はて、凡人の身には、宇宙の調和が如何なるものか解りかねるのですが…

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