2023/05/25
4月末から西浜小学校の来郷が相次いでいます。5月18日(木)は、木内先生以下6名の先生の引率で、2年生112名がやってきました。一昨年から恒例になりつつある2学年の庭園見学です。11時から小1時間、生き物や植物の観察、スケッチなどを楽しみました。庭園は普段も利用できることをお話してあげました。元気な子たちがまた来てくれることでしょう。おじいさん、おばあさんたちの家でもあるので、遊んでいて会ったら、やさしくしてくれるようお願いしました。
(以下、柴橋さん投稿です。)
正門北側のイロハモミジ(伊呂波紅葉)の翼果も赤くなってきました。柱頭の痕跡がまだ残っています。
この段階では翼果になるのではと思わせるのは、正門正面のニシキギ(錦木)の幼い果実です。向かい側のコマユミ(小檀)も同様です。でも結局は紅葉の様なヘリコプターにはなりません。
正門から入って左手のユズリハ(譲葉)の雌株の花です。風媒花ですから飾り気もなく雌蕊が露出しています。子房の基部にあるのが萼片だそうです。
ユズリハ(譲葉)の雄株の花は旧第一病舎の北西で見られます。もう花粉は放出した様です。こうしてみると、空気中には色々な種類の沢山の花粉が浮遊しているのですね。
旧第一病舎の南に広がる芝の中にオリーブが花を咲かせています。これは雄花で雌蕊がありません。両性花もある筈ですが、この日は見つけることが出来ませんでした。
この時期、郷の庭にはオオキンケイギクなど黄色の花が多く見られますが、芝の南端にはゼンテイカ(禅庭花)が咲いていました。外見がユリに似ているのですが別の種なのだそうです。ニッコウキスゲとして知られています。
その先に赤い花弁に白の縁取りのマンテマが群生しています。江戸時代末期にヨーロッパから導入されたものが野生化したのだとか。風変わりな名前もその頃の名残りなのだそうです。
ひょうたん池の辺りにはミゾソバ(溝蕎麦)の白花種が咲いています。数ミリの小さな花です。開花時間が短く、午後遅くまで開いている花は多くありません。
小さい花といえば、これもそうです。まるで芝生の花であるかの様に芝のあちこちに咲くコメツブツメクサ(米粒詰草)です。
気品のある蕾の時期、芳ばしい香りを漂わせての華やかな満開の時期を経て、種子を弾き飛ばした後の小さくもこの美しい姿なのは、… ユキヤナギ(雪柳)なのでした。
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