2022/09/13
日中の日差しにはまだまだ夏の名残りを感じますが、朝夕めっきり秋らしくなってきました。今朝がた(9/13)、彼岸花を目にしました。この一週間ほど気にかけていたのですが、院長室棟の東寄りのいつもの場所に顔を出していたのです。芝刈りが絶妙のタイミング、刈ったころあいを見計らって夜半に出てきたのか然る者(さるもの)です。然る者は刈り手の方だったかもしれません、阿吽の呼吸。まだ蕾ですがお彼岸の頃には紅の清楚ながら艶やかな姿を見せてくれることでしょう。名月が木星を左に従えて昨夜も楽しめました。
名月を一目見んとて彼岸花
(9/15 以下、柴橋さん投稿です)
先々週 (2022/09/01) の5枚目の写真をコニシキソウ(小錦草)の花と紹介しましたが、あれはオオニシキソウ(大錦草)の写真でした。写真を選ぶ際に混同してしまいました。コニシキソウの花はこちらです。見れば分かるだろうに…と言われてしまいそう…
オオニシキソウの全体の写真です。コニシキソウとは似ていますが、コニシキソウが地を這う様に生えているのに比べれば、こちらは斜めに立ち上がっています。果実に毛が多いか否かでも区別は出来ます… いや、出来る筈でありました。
同じく先々週の話を引き継いで… ヤブラン(藪蘭)の花が開いたので観てみると、ヒメヤブラン(姫藪蘭)同様、雌蕊は雄蕊を避ける様に位置していて、反発するかの様にツンと曲がって上を向いていました。
芝生のあちらこちらに顔を出して咲き始めたツルボ(蔓穂)です。淡い桜色が可憐な花です。この花が顔を出す様になると夏も終わりに近づくという気がするのですが、今年はいつまでも暑いですね。
ヒガンバナ(彼岸花)見参です。毎年突然花が咲き出してから気づくので、芽を出し始めた姿を捉えたいと思っていたのです。白い芽吹きは、チコリかアスパラガスかの様で食べられるのではと思ってしまいます。
で、開花第一号がこれです。お彼岸前に咲きました。
ヒカゲイノコヅチ(日陰猪子槌)の花には、刺状の小苞があり、服や動物にくっつきます。開花時間が短いのか、咲いている状態の花を見る機会はなかなかありませんでした。幸運にも花開いたときに巡り会えた時に撮った写真です。
近くにはオニドコロ(鬼野老)の蔓が伸びていました。髭根が多い曲がった地下茎を野原の老人に例えてこの名だとか。「鬼」と付くのは何故なのでしょうね。雌雄異株で、平らに開いた花被片が特徴的なこれらの花は雌花でした。花柱は3裂し、退化した雄蕊が見えます。細長い子房も目立ちます。
クヌギ(櫟)の実が随分大きくなりました。実を包んでいた、ボサボサ髪の様な殻斗(かくと)から、丸々としたドングリが姿を現しました。熟成を待つことにしましょう。
一方、こちらは細長いドングリ。マテバシイ(馬刀葉椎)の実です。こちらの殻斗は編んだ帽子の様な姿です。
その並びの、庭の北側境界近くのヌルデ(白膠木)の木が満開となりました。白い小さな花がぎっしりです。虫達には人気がある様で、蜂、虻、蝶、蟻などが、ひっきりなしに寄って来ます。葉の軸に翼があるのも特徴です。
咲いているのは、こんな花です。3裂した花柱の周りを囲んでいるのが蜜腺なのでしょうか。雌雄異株で、咲いているのは雌花です。雄蕊はあるものの、退化している様です。雌花だけでこんなにぎっしりと咲いていて、どれもが受粉できるのでしょうか。
丸池に、ギンヤンマ(銀蜻蜓)が産卵をしていました。オスがメスの首根っこを押さえつけて産卵させていると見るか、メスがオスに支えられながら産卵していると見るのか、見解が分かれそう… トンボの産卵は、トンボの種類によっても異なるらしく、なんと空中から卵を撒き散らす種類のトンボもあるそうです。
来泳者用駐車区域の西側の一角に咲いた真っ白いニラ(韮)の花に、ヒメヒラタアブ(姫扁虻)でしょうか、ハナアブが寄って来ました。花の香りよりも葉の匂いの方が強い様に思うのですが、虫にとっては花の香りに魅せられるのでしょうか。
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