情景「プールサイド」

2021/12/24

今年が過ぎてゆく

光陰矢の如し。時のたつのが年々はやくなるように感じます。新型コロナが出現してからでももう2年、皆様の感染防止対策への辛抱強いご協力で、今年もどうにかプールを開き続けることができました。心より感謝申し上げます。どうぞ、よい年をお迎えください。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

ありました、ありました、ホトケノザ(仏の座)の開放花が。先ずは、頭の毛を擡げ、開く準備をしている輩から。

 

(どうしたらこの時期にこんなに素敵な生命の営みとの出会いができるのでしょうか。てっきり春の訪れを告げる花と決めつけていました。前々々号からの”仏の座”シリーズ、きめ細やかな観察姿勢を感じます。)

まるで、バックスバニーですね。立面図、真上からの一枚です。

正面図、正面から眺めると、こうです。天蓋の様な上の花弁の中から、何やら細かいヒゲが生えている様な雄蕊とその先の葯が見えます。葯の間に見える白いのが雌蕊のようです。

少し斜めから観察すると、雌蕊がわずかに針の様に突き出ているのが判ります。それにしても、ホトケノザがもうこの時期に咲きだしているとは、意外でした。

周りにはコハコベ(小蘩蔞)も。一見、蕾の様に思えるのですが、よく見ると、先が三裂した柱頭が覗いています。ですから果実なのです。蕾と果実が紛らわしいなんて…、う〜ん、一瞬騙されるところでした。

水仙があちらこちらに見られる様になりました。単に水仙と言われれば、この清楚なニホンスイセン(日本水仙)です。

(”清楚”の2文字がお似合いです。)

こちらは、副花冠が白い、シロバナスイセン(白花水仙)です。日本水仙よりも結構きつい香りです。

初冬の穏やかな日差し、ベンチでのんびりと日向ぼっこをしたくなる様な光景です。

明るい日差しに透けるユズリハ(譲葉)の葉です。葉の絵を描くとき、葉脈の側脈を葉の縁まで伸びている様に描いてしまいがちですが、これを見ると、そうではないことが判りますね。

 

(アップしながら、何の写真か当りを付けるようになりました。”ユズリハ”当りました。嬉しいものです。)

葉が散った後のイヌビワ(犬枇杷)に、果実がこんなに残っていました。これ程沢山あったのかと、あらためて認識しました。

センダン(栴檀)の実は、鳥達に人気の様です。ムクドリ(椋鳥)もヒヨドリ(鵯)も集まってきます。

 

(こんなにたくさん来てるんですね。実が無くなるはずです。このセンダンも実生。この日のために、鳥が蒔いたのでしょうね。)

キャラボク(伽羅木)に蕾が沢山ついています。開花はまだまだ先の筈ですが、こんな時期から蕾が出ているのですね。雌雄異株ですが、果たして雄花なのか雌花なのか、来春、咲いてからのお楽しみです。

 

(今年もご投稿ありがとうございました。感謝。)

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