2024/10/30
10月25日(金)、コロナ禍で自粛していた南湖院セミナーが博修館で開催された。実に5年ぶりである。コロナ前は80名ほどの参加としていたが、コロナ対策もあって40名に制限させていただいた。市の配慮でオンライン参加(Zoom利用)もできるようにして頂きこちらは20名を数えた。講師は南湖院を語って第一人者の大島秀夫先生、今回のテーマは「南湖院・第一病舎の設計者―岡本鶴蔵―」であった。岡本が東京お茶の水に建つニコライ堂の建設にも携わった人物であることの紹介に始まり、髙田畊安が南湖院建設に当たって、この岡本鶴蔵とどのように巡り会ったかの解き明かしなどがあって、2時間のセミナーは瞬く間であった。南湖院の新たな一面を知り、今年築125年を迎えたこの木造建築を生きながらえさせてきた数多くの方々の努力・熱意に思いを致す機会ともなった。
市と共に進める第一病舎利活用計画の実現を楽しみにしたい。
創設期の第一病舎。窓には鎧戸がついており、屋根は瓦葺で、雨樋もついている。切妻屋根下部の三角ペディメントに”竹子”とあり、畊安は最初に建てたこの建物に母の名を冠したのでした。
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