2024/02/29
日曜日(2/25)、ミモザの花だよりが何通かラジオから流れてきました。2015年のこの頃準三先生の入院先へ、ご自宅の庭に咲き始めたミモザを写してお届けしたことがありました。写真に見入っていた先生は、「このミモザは奈都子(奥さん)が好きで植えたんだ」と頬を緩めておられました。あれから9年が経ちました。お預かりしたプールは、先生の意図通り太陽の恵みをいっぱいに受けて、健康管理を志す皆さんにご利用いただいています。地球環境に負担を掛けないという高邁な設計思想は、皆さんのご協力を得てプールに息づいているように思います。この先も皆様共々良好なプール環境の実現に努めて行こうと思っています。
(以下、柴橋さん投稿です。)
全国的に北からの強い風が吹き荒れた日、満開の寒桜が激しく揺れていました。
その強い風のために、桜の柔らかな甘い香りが南面に広がっていました。なんとも素敵な香りです。
散策路を進んだ南端のサンシュユ(山茱萸)の蕾が僅かに開き始めました。
芝に現れる春の定番、ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)も開花です。カラスノエンドウ(烏野豌豆)のなの方が馴染み深いかも知れません。花茎の付け根に茶色っぽい水滴状の点が二つ見えますが、これは花外蜜線で、虫はこれに惹き寄せられてやってきます。
もう何度も登場させているオオイヌノフグリですが、ついレンズを向けたくなります。シャープに撮れたので自己満足。
見るからに菊の仲間のオニタビラコ(鬼田平子)です。田平子の名の由来は、田に平らに張り付くように放射状に葉が伸びているから(下の方に葉が写っています)だそうです。そのタビラコよりも大きいので、オニが頭に付けられたのだとか。
平らに張り付くように放射状に葉を伸ばす植物は、タンポポなど他にも多く見られます。ここにもありました。寒さに耐えるために地面の熱で暖を取り、葉を重ねることなく有効に光合成を行なって、冬を乗り越える作戦の様です。この美しいロゼット、これから頭をもたげ始めると、やがてオレンジ色の花を付ける筈です。ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟)です。
見かけない得体のしれない姿のものがニョキニョキと蠢いている… いえ、動きまでは見えません。蒴(さく)と呼ばれる、苔(こけ)植物が胞子を形成する器官である胞子嚢(ほうしのう)です。昨春、初めて目にして、今年は成長の早い段階から追いかけてみたいと思っていたのでした。コケの種類を同定するには、まだ至っておりません。
プール正面の門から入ってすぐ右手の若い木に咲く花。幹は桜の様に見えるも、花の付き方は梅の様に見え、花の色はといえばむしろ桃色。花の姿は八重の梅なれども、時期は梅にしては遅く、香りも弱く梅らしくなく…。さては杏系なのか…。プールで毎年この時期になると話題になるも、いつも結局は判らず仕舞い。今年こそはと色々見比べてみて、「江南所無」が似ている様な気がするものの、う〜ん、品種の多い梅は同定が難しい…
(先生のお庭から9年前に移植しました。1本だけ違う種類があってプール前に植えたのでした。)
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