2021/05/13
五月も半ばになろうとして、郷の庭は初夏の趣です。そんな中、今日の茅ヶ崎は小雨交じりのやや肌寒さを感じる一日でした。長袖に戻したり、セーターを腕に通す人もいらしたようです。
暖かさに誘われて芝の合い間から顔を出した花たちも少し戸惑いを感じたかもしれません。
(以下、柴橋さん投稿です。)
その香りを愛でるかの如くに、門の前の電線に止まったカワラヒワ(河原鶸)が、体を震わせる様にしてキリキリと独特な可愛い声で鳴いていました。実はどこか近くの雛たちに警戒を伝える地鳴きなのかも知れません。カワラヒワは、日常的に身近に見られる、スズメより少しだけ大きめの鳥です。鳴き声を上げてなくても、尾羽に窪みがあることから、遠目にもスズメと容易に区別できます。翼の色彩が綺麗なのですが、残念ながらこの日はそれが見える姿勢をとってはくれませんでした。
若葉の色がすっかり緑濃くなったと思ったら、柿の花が咲き始めました。本来、柿は雌雄同株なのですが、果実の収穫量を増やすために、栽培品種によっては雌花ばかりとなるように品種改良されているそうです。旧第一病舎の南に立つ柿の樹も、雌花ばかりを咲かせています。大きい萼は、柿の実の蔕(ヘタ)そのものです。
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