2024/05/30
西浜小学校の木内先生から薪の調達が出来ないか問合せがあり、伐採木を薪にしている植栽と相談してお分けすることにしました。木内先生は昨年2年生を連れて庭園見学にいらした方、今年は5学年担当で、7月実施の野外キャンプに先立ち、飯盒炊さんの練習をしたいとのことでした。5月24日、先生方4名がリヤカーを引いてお見えになり、持ち帰りました。飯盒で美味しいごはんを炊くのはたやすいことではなく、芯が残ってしまうこともしばしばです。それでも自然の中で皆で炊きたてを頬張るのはこの上なく楽しいこと、そんな体験を積んで自然との関わりを大切にする心が育まれて行くように思います。いいキャンプとなることを願いながら、リヤカーを見送りました。
(以下、柴橋さん投稿です。)
トキワツユクサ(常盤露草)が梅の木の葉陰に群生して咲いていました。三菱の白い花弁と、雄蕊とほぼ同じ長さの密生した毛が特徴的です。
なにやらモジャモジャした毛は雌蕊の様です。ヒメスイバ(姫酸葉)の雌株です。次は雄株の花を探してみましょう。
多数の雄蕊に囲まれているモジャモジャの毛が雌蕊です。よく見ると確かに。ひょうたん池の周りに見られるヘビイチゴ(蛇苺)の花です。
花が終わると花床がムクムクと膨れ上がって来て、赤く色づいた花床の表面に、雌蕊の根元の子房からできた種子がついた果実となります。
これも同じ構造ですね。プール棟西側に育つブラックベリー(和名は西洋藪苺だとか)の花です。
ハマヒルガオ(浜昼顔)が多数咲いています。漏斗型の花冠を覗いてみると、小さなアリが多数入り込んでいました。アリの大きさからすれば深い谷底です。蜜を漁っているのでしょうか。
芝生に這う黄色のマメ科の花、地べた大好きなジベタリアン、ミヤコグサ(都草)です。花の形が烏帽子に似ているからか、別名はエボシグサ(烏帽子草)。となれば茅ヶ崎向きですね。
オリーブの花が咲いています。白い肉厚の花弁、花の大きさの割に大きい雄蕊。花弁は4枚だったり、5枚だったり、雄蕊も2本だったり、3本だったり、様々です。極め付けは、雌蕊があったり、なかったり。おおらかな花なのです。花の段階から、オリーブオイルの良い香りがします。
ニシキギ(錦木)の花はプロペラ羽状の若い果実となりました。羽の数は2つだったり、3つだったり、4つだったり。このまま飛んでいけそうな形ですが、やがては丸くなって、晩秋には鮮やかな朱色の種を露出させる様になります。
センダン(栴檀)の花も散ると、まん丸い幼果になりました。左側の実には、まだセンダンらしい色の縞模様が残っています。ヒトや多くの動物には有毒だそうですが、不思議なことにヒヨドリやムクドリは実が熟す頃(冬)には平気で啄んでいます。
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