2024/05/16
太陽の郷玄関ロータリーに聳える大楠いっぱいに咲く花が、昨日(5/13)の雨に打たれて落花が進みました。植栽の吹くブロアーで飛ばされるまで、この時期の朝に見られる郷の一景です。芝生が良く伸びるようになりました。藤の蔓もどんどん伸びます。これから梅雨明けまで年で一番刈込が忙しくなる時です。立夏(5/5)を過ぎて暦は初夏、夏日がだいぶ多くなり、真夏日(30℃以上)もあちこちで聞かれるようになってきました。水の中がいい季節を迎えています。プールを楽しみながら、往き帰りに庭園もお楽しみいただけたらと思います。
(以下、柴橋さん投稿です。)
光と影との心地よい対比、草や花々の香りを乗せた爽やかな薫風、ひときわ緑の美しい庭、まさに風薫る五月です。
一つ一つの花は小さくとも、これだけの数が広がると見栄えのする見事なものです。コメツブツメクサ(米粒詰草)です。
小さくも可憐な花、ノヂシャ(野萵苣)です。野生のチシャ(萵苣)の意味ですから、「シ」ではなく「チ」に濁点です。萵苣とはレタスやサラダ菜などを含むキク科の葉野菜のことです。
カキ(柿)は雌雄異株です。旧第一病舎南側の芝の中にあるのは雌株。雌蕊が目立つ雌花の萼は柿の実の蔕(へた)になります。
旧院長室棟の南には雄株があります。雄花を見て、ここの木は全て雄株だと思い込んでいたら、昨年、秋になって柿の実がなっているのを見つけて吃驚しました。思い込みはいけませんね。
ハゼノキも雌雄異株です。庭園入口受付傍の木に咲いた花は雌花。と言っても雄蕊も見えていますが、退化しているのだそうです。
雌雄異株の木をもう一つ。ユズリハ(譲葉)です。正門から入って左に向かう途中にある木に咲いているのは、花らしい飾りは一切なく雌蕊のみの雌花。明らかに風媒花です。
満開のシャリンバイ(車輪梅)。大気汚染にも強いので、高速道路の中央分離帯などでもお馴染みの筈。潮風にも負けないので海岸の防砂林にも植えられていて、やはり今が満開です。そういうあまり手間をかけられない環境に植えられることの多い植物ですが、名前に「梅」と入るだけのことあって、弱いながらも良い香りがします。
東側の生垣で、テイカカズラと香りを競うかの様に咲くスイカズラ(吸葛)です。2つが対になって咲き、花の色は白から黄色へと変わっていきます。甘く、しかも強い香りながら、なお爽やかな魅力的な香りなので、姿に気づかずとも、すぐに存在は分かります。
旧第一病舎西側に咲くミズキ(水木)です。たくさんの水を吸い上げることから、この名で呼ばれる様になったとか。蜂が吸蜜に寄って来ていますから香りも良い筈ですが、いかんせん、高木なので花に届きません。
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