2024/02/22
このところの暖気で郷の梅は満開、河津桜も2分咲き3分咲きと言ったところです。樹々の芽も膨らみを増し、樹下では水仙が咲き、蔓日日草が日々開花数を増やしています。
1/31のなかよし級、2/9の2年生に続き、2/22(木)は、西浜小学校1年生100人が冬の南湖院庭園の観察にやって来るはずでしたが、あいにくの雨で中止を余儀なくされました。さぞかし残念な思いをしていることでしょう。私もです。それにしてもこの時期に4月5月の暖かさは異常を通り越し、♫春は名のみの風の寒さや・・・(早春譜)を素直に歌い出せない気持ちにさせられます。時にあらずと声を立てないはずのウグイスも思わずさえずりを始めてしまっているのではないでしょうか。地球環境悪化の証であることは疑いの余地がありません。手をこまねいているばかりではいられない思い、皆で工夫を凝らしていかねば・・・。
(以下、柴橋さん投稿です。)
2月とは思えない暖かい日が続く中、早咲き種の寒桜が咲き始めました。桜ならではの魅力的な芳しい香りです。
梅と桜は共にバラ科です。花の姿も一見結構似たものもあります。大きな違いの一つは花のつき方。梅が枝にへばりつく様に咲くのに対して、…
桜は枝から伸びた花の軸の先に下を向くように咲いています。
背は低くともこんなにまで横に広がるのも梅です。香りがなんとも素晴らしい。
バラ科の木の花をもう一つ。ユキヤナギ(雪柳)です。基部の内側に輪をなす、黄色の数珠玉は蜜腺なのでしょう。アブの仲間でしょうか、こんな小さな虫が蜜に惹かれてか寄りついていました。実際、仄かなれども芳ばしい優しい香りです。
春を祝うに相応しい縁起物、フクジュソウ(福寿草)も花開きました。確かに開花の時期は、旧暦の正月ですから新春、新年を祝う花なのですね。
来泳者用駐車区域の車輪どめと藤の間に、小さくも可愛らしい花の群生が。フラサバソウです。
大きさは3ミリ程ですから、観察するには虫眼鏡が必要です。見るとオオイヌノフグリを一回り小さくしてやや紫がかった薄いピンクの花。幕末から明治にかけて日本に滞在したサバティエが興味を持って採集し、本国フランスのフランシェと共に目録を発表したので、二人の名前を並べてこの名で呼ばれるのだとか。なので漢字表記はなし、いや、「ソウ」だけは「草」ですね。
ツタノハイヌノフグリという別名でも呼ばれることがあるそうです。確かにオオイヌノフグリの仲間です。
というわけで、締めはオオイヌノフグリの群生です。フラサバソウを観た後で見ると、この花が大きく見えます。一日花なのでしょう、花がそのままのの姿で落ちています。
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