2023/04/13
谷村新司が聴こえてきます。
♬夢を削りながら年老いてゆくことに
気が付いたとき初めて気づく空の青さに
わが身の修繕に取り組む病室の窓から朝日が昇ってきました。腹部大動脈瘤の治療で、EVAR(ステントグラフト内挿術)というのをやっていただき無事終了、波はあるものの経過は良好です。もうじき復帰できるものと思います。
♬陽はまた昇るどんな人の心にも
ああ生きてるとは燃えながら暮らすこと
・・・
とても素敵で素晴らしい医療チームに支えられ、再び皆さんと手を携えて健康に取り組む日々を思い描きながら、穏やかな日を過ごしています。笑顔でお会いしましょう。
(以下、柴橋さん投稿です。)
東側生垣近くのイロハモミジ(伊呂波紅葉)に小さな花が沢山咲いていました。両性花と雄花が混生しています。このうち、雄花の方は雄蕊を勢いよく突き出していますが、両性花の方は、花弁は既になく、プロペラ状になっています。
生垣にはやがてスイカズラ(吸葛)が咲く筈、ならば蕾を探してみようと。ありました、ありました。まだこんなに小さいのですが、ちゃんと2つ並んで準備中です。
プール棟東のケヤキ(欅)の大木にも花が咲いています。風媒花ですから華やかさはありませんが、雄花は結構目立ちます。
一方の雌花は新しい枝の先の葉腋にひっそりと。探すのにも苦労します。いや、この写真の中から探すのですら…
壁面に沿ってフジ(藤)の満開の房が薫風にそよぐ姿は、この時期の太陽の郷ならではの趣のある情景です。
(こいつどうしているかと思っていました。ありがとうございました。)
先週も紹介したのでしたが、その南のエノキ(榎)の両性花が雄蕊をつけたまま子房を膨らませています。この時期に短期間しか見られない光景です。
芝生に目を移すと、極めて小さな白い花をつけた豌豆が。スズメノエンドウ(雀野豌豆)です。「雀の」豌豆ではなく、野豌豆のうちの小さい種類という意味でスズメ「野豌豆」です。
そんな小さな「ス」ズメ野豌豆と大きな「カ」ラス野豌豆の中「間」の大きさという安易な名前を付けられたのがこれ、「カ」「ス」「マ」グサです。名前の軽さにも拘らず、模様のはっきりしたその姿には存在感があります。
先週ご紹介したキランソウ(金瘡小草)に橙色が目立つ虫が。蕪の葉を好むのでしょうか、ニホンカブラハバチという蜂の様です。
ほかの桜がどれも葉桜になった今になって満開となったこの桜は何と上品な甘い香りのことでしょう。色や姿のみでなく、ゆっくりと花の香りも楽しめるのもここの庭のありがたさです。この桜では雄蕊が弁化して旗弁となっている花も多く見られます。八重桜とはこうした旗弁が多くなった品種ということなのでしょう。
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