2022/12/22
新型コロナウィルス感染症3年目が暮れていきます。太陽の郷では春のお花見の会も年末の餅つき大会も取りやめが続き、グループ活動自粛の解除も叶わずに辛抱の年の瀬を余儀なくさせられています。プールでも言わずもがなのコロナ対策を皆さんにお願いし、ご理解ご協力をいただいて何とかこの年を無事に乗り切ろうとしています。感染対策は守る側がたいへんなのは言うに及ばず、ルール逸脱を面と向かって言ってもらっている職員にもたいへんな苦労を強いています。ご利用の皆様にも職員にも心より感謝申し上げます。
来たるべき兎の年も、明るく楽しく元気いっぱいのプールを皆様共々作っていきたい、そんな想いがふつふつと湧いてまいります。太陽の郷プールガーデンを引き続きどうぞよろしくお願いいたします。良い年を迎えましょう。
冬姿の榎、藤、欅
(以下、柴橋さん投稿です。)
スイセンの花が咲き始めました。これはラッパ部分(副花冠というのだそうです)も白いシロバナスイセン(白花水仙)です。花弁が6枚と思いきや、外側の3枚は萼で、内側の3枚が花弁なのだとか。確かに外側3枚は長〜い首とひと続きになっています。成る程と納得です。
こちらは副花冠の部分が複雑化したヤエザキニホンスイセン(八重咲日本水仙)です。雄蕊が花弁化しているのだそうですが、となると本来の雄蕊雌蕊はないのでしょうか。日本水仙というからには日本原産なのかと思いきや、地中海沿岸が原産で遥か昔に渡来して野生化したのだとか。でも「原産」って、きちんと判定できるものなのでしょうかね。
皇帝ダリアの蕾がこんなに大きくなりました、と言われても、なんの疑問もなくそう思ってしまいそうな……。
近くで見ても、ほら、この通り。
ん?このヒラヒラは何? 実(じつ)は、皇帝ダリアの咲き終わった後の姿なのでした。皇帝ダリアは、花弁が落ちた後、萼がしっかりと閉じるので、蕾の様な姿になるのです。なんと行儀の良いことでしょう。
で、開花以前の本当の蕾の姿はこちら。むしろこちらの方が若い果実の様に見えてしまいます。
(皇帝ダリアの解きほぐし、素晴らしい。)
冬至を迎えて寒さも本番です。そんな中、暖かそうな起毛のおくるみに包まれながら咲くのがビワ(枇杷)の花です。右側の開いたばかりの花には早速小さな虫が。このなんとも言えない甘い香りには虫ならずとも惹かれます。
真ん中に折り畳まれていた雄蕊が立ち上がろうとしています。香りの元はどこなのでしょうか。
夕陽を浴びて黄金色に輝くのはタブノキ(椨)の冬芽です。冬の寒さに対抗して鱗の様な鎧でキュッと身を引き締めている様に見えます。
冬芽の容貌は木の種類によって異なるのは勿論なのですが、同じ種類なのに個性差が大きいものもあります。アカメガシワ(赤芽柏)もそんな一つ。この個体、何かに似ている…… そう、ラグビーの五郎丸選手のゴールキック前のポーズ!良いお年をお迎えください、と祈りを込めているかの様に。
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