2022/09/22
丸池の周りにコスモスが咲き始めました。この花を見ると何とはなしに嫁ぐ日の百恵ちゃんを想い浮かべます。
♪薄紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜まりに揺れている
この頃涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする・・・
それまでは阿木燿子・宇崎竜童の比較的アップテンポのツッパリ加減の楽曲が多かった山口百恵でしたが、ここではさだまさしをしっとりと穏やかに歌い上げたのでした。
♪ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます私なりに・・・
みんなが辿ってきた嫁ぐ日、母となる日、子育ての日々、そして娘を送り出した日・・・、遠く遥かなそれぞれの道がこの先も続きます。日溜りに揺れる秋桜に見守られて、つまづきながらもつつがなく歩んでいきたいものです。
(以下、柴橋さん投稿です)
サルスベリ(百日紅)の花は華やかです。花の種類が少ない夏の時期に、次から次にと長い間咲き続いているので、その感が強いのかも知れません。漢字では「百日紅」と書きますが、百日もの間、紅い花を咲かせていると言う意味なのでしょう。個々の花は、6本の線の模様が入った蕾が、几帳面にその線に沿って開くと、波打った団扇の様な6つの花弁、長い雌蕊も6本、という具合に対称性の良い構造をしています。
ヤブガラシ(藪枯らし)の花期も長く、半年以上も続きます。一つの花で1日のうちに雌雄が変化し、午前は雄性期、午後から雌性期になります。円盤から飛び出しているのが雌蕊の跡。膨らみ始めたのが初期の果実です。繁殖力が強いのも納得です。
これも繁殖力の強い植物の初期の果実です。何の果実かお分かりでしょうか。やがて、丸く大きくなり、艶のある黒柿色の珠玉になります。サオトメバナ(早乙女花)です。ヘクソカズラの名でも知られています。
アオツヅラフジ(青葛藤)の雌花です。これも花の季節は長く、雄花をご紹介したのは3ヶ月前(2022/06/16)でした。雌蕊の柱頭が6個あるのがはっきり見えます。
ブドウ?いえ、アオツヅラフジの果実です。見た目美味しそうですが、有毒だそうです。
コムラサキ(小紫)の果実が紫色になってきました。ミズヒキ(水引)の小さな赤い花も写り込んでいます。
先週、オニドコロ(鬼野老)の雌花をご紹介しましたが、今度は雄花です。雌株の蔓は下に垂れ下がって咲いていますが、雄株は上昇志向です。雄蕊が6本あります。
6枚の花弁の花、ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)を正面から。いつも俯きがちに咲いているので、真正面から写したことはありませんでした。花弁の根元に模様があるのですね。小さな蟻が更に奥深く侵入しようとしています。
イヌコウジュ(犬香薷)の花です。シソの仲間の可愛らしい、ごく小さな花です。生薬として使われる香薷に姿だけは似ているものの、その役には立たないのでこの名で呼ばれるのだとか。
正門から正面の芝生、来泳者用駐車域のすぐ南の大樹、エノキ(榎)に沢山の実がなっています。熟し具合の違いにより、彩りも豊富です。
ひょうたん池の傍に咲くイヌタデ(犬蓼)です。花が開いている時間は短く、閉じると蕾状態に戻ってしまうので、ほとんどいつも紅い穂の状態です。そんなイヌタデにカメムシ(椿象)が止まっていました。
よ〜く見ると、細い口針を閉じた花に突き刺しています。花から液を吸い取っている様です。道理で写真を撮る為に近付いても、我関せずとばかりに逃げも隠れもしなかったわけです。「蓼食う虫も好き好き」なのですね。更によ〜く見ると、口からは針だけでなく、折れ曲がった脚の様なものが… でも、脚は別にきちんと6本ありますから、脚ではありません。これは口針を使わないときに口針を納めておく鞘なのだそうです。で、口針を使う時には、折れ曲がって針を支える役目をしています。巧みな仕掛けですが、しかし、花からすれば、たまったものではありません。
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